グリパス

ドライブ・マイ・カーのグリパスのネタバレレビュー・内容・結末

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

前半3分の2好き後半3分の1嫌いな映画だった
3時間ある作品の中では中だるみは全く感じなくよく作られてると思うし登場人物の細かい複雑な感情の写し方や俳優さんの演技が非常に上手かったと思うなか全体的に言えることだが後半から気になり始めた舞台劇調のセリフが後半かなりノイズになっていて普通の会話ですらそう喋るから違和感しかなくなってずっとハテナが浮かんでいた
西嶋さんと岡田将生の演技は抜群に上手くてびっくりした
この映画最初から寝取られる雰囲気出てるのがなんかすごい
妻が不倫をして平然と自分のことを愛していることに戸惑いと葛藤を隠せなくなりそのまま死んでしまうまでの約30分強プロローグとして複雑な感情を丁寧に描き出してるところがかなり今作の肝になっているので力が入っているように見えた
妻が死んでから2年が経ち広島での仕事でドライバーを頼むことになるところから物語が動き始める
運転にこだわりがある主人公も認めるほどのドライバーとの奇妙な関係性は見ていて他人のようで親密な知り合いであることを醸し出されてこの作品の1番重要な車での会話がたまらなくいいシーンであった
岡田将生の役は主人公と同じ女性を愛して主人公を傷つけた1人であるのにも関わらずそのどうしようもない複雑な思いを車の後部座席でこぼし共有するのは狂気のレベルだった
最後の北海道行って自分の心境や思いを語り始めるところは良かったけど語り口になってるのが会話になってなさすぎて気になりすぎたしその後の終わり方は演じることによって克服できてるしドライバーの方の人も新しい人生を送れているので新たな一歩それでも生きていかなくちゃいけないってことかな?
最後は理解するのが難しかった
面白かったけどハマらない部分もいくつかあった
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