涙そうそうのkatsuo000のネタバレレビュー・内容・結末

映画館で見たことを覚えている。
妻夫木くんと長澤まさみが、兄妹としてそして男性と女性として、兄妹以上恋人未満の関係を育むお話。
起では、仲のいい兄妹の仲睦まじい関係が描かれて、承の回想において兄妹といっても、異父異母で育ての母親が同じの赤の他人であることが描かれる。
転で兄が詐欺にあい、にぃには借金を抱えてしまう。借金という一大事にも、にぃには妹の前では気丈に振る舞う。妹はそんなにぃににいつしか兄妹以上の思いを抱くようになるが、にぃには妹の学費のためにアルバイト三昧で色恋沙汰はそっちのけ。でもにぃにも1人の時には感極まる。妹が意識するよりも、ずっと前からにぃには妹を誰よりも護らないといけない大切な存在として妹以上の存在として意識していた。兄妹がお互いにお互いのことを意識したことをきっかけに、妹はお互いが義兄妹の関係から違う関係になることを期待してか、それとも反動からか別居することを決める。そして台風がやってくる。
結の台風で、一人暮らしをしていた妹は、暴風で停電や雨漏りに1人危険を感じ恐怖したその時、ヒーローのようににぃにが駆けつけ、助けてくれる。そんなにぃにの姿に愛を確認のも束の間、にぃには過労死してしまう。最後は涙そうそうのお話でした。
　少し2時間の尺に展開を詰め込むために常識的にはあり得ないことが多々あったように感じて感情移入が不十分になって泣ききれなかったことを覚えています。また悲恋ものであり、「素直になれば結ばれたのに！」と思ってしまう、シコリの残るお話でした。星3.5点です。