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ある人質 生還までの398日のnacoのレビュー・感想・評価

ある人質 生還までの398日(2019年製作の映画)
4.3
「もし人質になったらどうなるのか」が描かれた衝撃作でした。

これまで「◯日間の漂流」とか、タイトルでネタバレするのをやめてくださいと口酸っぱく言ってきましたが、今作は生還できるとバラしてくれなかったら、もう心が持ちませんでした😭

拷問シーンはあまり映さず控えめにしてくれているのですが、バシッとかゴッとか(ムチの音と蹴られる音)身がすくみっぱなし。人質の人は「もう殺してくれ。」と頼むのですが•••

政府が言う「テロリストに屈しない」って、かっこいい言葉に聞こえますが、それは、身代金を払わないということ。家族が自力でお金を集めるしかないのです。

家族の苦悩も辛すぎて、私まで生きた心地がせず、キャベジンを持ってこなかったことを後悔しました😭

そんな中、人質の人たちが冗談を言い合うシーンは心底ほっとします。(全編で20秒ぐらいですが)
体感5時間ぐらいに感じたし、ここ3年程で、早く終わって欲しいと思ったランキング1位です😭(2位デビルマン、3位ハウスシャーク)

エンドロール中に出るテロップ(実際の情報)では喉まで胃酸がきたし、体がこわばりすぎて次の日いろんなところが筋肉痛になっていました•••

ここまで悪いことしか書いていないので説得力に欠けますが、とてもおすすめの作品です。平凡な日常への感謝が湧き上がり、涙が流れました。


ワンポイントアドバイス🐶

クローネっていう通貨が何回も出てくるよ💰1クローネは、だいたい17円。
計算が得意な人は17をかけてね。
ちょっと難しいなって人は2倍して0をひとつたしてね🐥
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