原作では重みがあったんだろう現代シーン（主人公が親友の息子と山登りするエピソード）だが、ライヴシーンのような映像演出を身上とする原田監督の映画版では、現代シーン挿入がちと余計に感じちゃったかな。 原田作品らしいというか、リアリズム重視でボソボソ、ヒソヒソの会話で聞き取りにくい部分のシーンも多々あるんだが、ブン屋さんの日常雰囲気が良く出ていて良かった。
今では有名になった役者さんがけっこう出ているけど、パワハラ営業局長を演じる皆川猿時は、なかなか美味しい役どころ。（今じゃ面白個性キャラのイメージ定着しちゃったけど、こういう役も出来るんだね。）
