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クライマーズ・ハイのJINのレビュー・感想・評価

クライマーズ・ハイ(2008年製作の映画)
4.5
感動超大作でした。圧巻。横山秀夫の小説を映画化。520人もの犠牲を出した、日本航空123便墜落事故。その裏側で奮闘した、地方新聞社の記者たちの話。
1985年8月12日に起きた痛ましい事故。私が生まれる何年も前の出来事なので、その事実くらいしか知らなかった。けれど、こうやって作品に触れることは本当に大事だなと感じた。『沈まぬ太陽』も見ました。
事件もさることながら、今作の主題は、地方新聞社の新聞記者たちのプライドです。スクープを抜くこと、地方紙としての責任を果たすこと。ひとりひとりの熱い思いに、画面越しから殴られた気分。役者が優秀すぎる。主役の堤真一と、助演の堺雅人の男っぷりは満点。脇を固めるキャストも見たことのある実力派ばかり。尾野真千子、遠藤憲一の役が好きですね。
会社内の派閥や圧力、印刷・配達側との衝突など、私たちの知らないところで闘いが起きているのだなと知る。しんどい時代です。
ただ、140分越えの尺でも説明しきれていない印象です。原作が小説であり、内容がこの重さですから仕方ない。復習が必要。
撮り方が変わってる
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