これ本当に良いなあ。
ポンポさんの映画哲学が面白くて名言多め。
特に上映時間に関するところも、オチも含めてこの作品自体が忠実に守ってて面白い。
ジーンとナタリーのキャラクターも素晴らしいし、アランが良い役を演じることで一方的な陰キャ押しではなく陽キャならではの影も描かれてる所も良い。
程よい感動と面白さ。猫推しとちょっとだけ出てくるプロレスネタも良し。
この映画観てたら、毎日最低でも一本は映画を観る様になった頃、映画を楽しむという本質を忘れてしまって本数をこなす事自体が目的になってしまってた事を思い出した。
少しゆったりとしたペースで鑑賞して、なんなら途中で止めて翌日に続きを観るくらいのゆとりが出てきてから改めて映画を好きになった感じがするんだよな。
とにかく難しい映画や上映時間が長くて重い作品ばかりを観漁ってた頃は本当に映画を楽しめてたのかな？と今となっては思ったりして。
ポンポさんのおじいちゃんが古いフィルムの整理をするシーンで、僕が学生時代に映画館（厳密にはちょっと違うけど）でバイトしてた頃、新しいフィルムが届いたらスプライサーでフィルムを繋いでた事も思い出した。
そんな僕に色々と気付きを与えてくれる作品でした。
あと鑑賞後にやたらとドーナツが食べたくなります。
