だいき

バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティのだいきのネタバレレビュー・内容・結末

1.3

このレビューはネタバレを含みます

いや、事前にめちゃくちゃ評判悪いのは知ってたんだけど、それにしても思った以上にヒドかった。

そもそも映画の予算の関係か知らんけど、「アンブレラが移転して過疎化が進んだラクーンシティ」とかよく分からん設定作ってバチクソ田舎の何もない街でゾンビパニックやる時点で、旧作バイオ2の「お!ゲームで見たラクーンシティだ!」ってワクワク感には劣るよね。今作じゃ郊外にある、ちょろちょろ民家あるだけのしょぼい街になってた。

というか洋館も警察署も出てくるけど、狭くてチープ感が半端ないです。
ハイブは姿見せることもなく破壊されるし。

登場人物についても名前が一緒なだけで人物的にはゲームを踏襲した奴がほぼ皆無で、特にウェスカーに至っては中身が薄っぺらいおしゃべり筋肉馬鹿になっててなんか笑ってしまった。

他の人物にしてもレッドフィールド姉妹以外は基本的にゲームより知能指数3分の1に減らされてる仕様で、序盤の警察署での全員揃ってダベってるシーンとか頭悪い観てて安っぽい中身のないやりとりが続いて痛々しいです。
というか映画全体的にセリフがめちゃくちゃ安っぽかった辺り、脚本がヒドイのか。

あとウェスカーと同じくらいレオンのキャラ設定も崩壊してて、見た目も似てなければ中身も全く似てない。
調子ばっか乗る癖に何も考えられずすぐパニック起こして銃乱射するなんの役にも立たない使えないキャラになってるから、こんなんだったらオリジナルキャラにしといて欲しかった。
あいつ列車運転してロケットランチャー一発撃つ以外まじで仕事してなかった。

かゆうまシーンもゲームと違ってなんの必要性もない、とりあえずやっつけで入れました感満載だったし、製作者側がほんとにバイオシリーズのファンなのか怪しさしか感じなかったんだけど、ちょこちょこオマージュしたシーンある辺りファンではないにしろ、事前にプレイぐらいはしてみたのかな。

中盤のクリスが暗闇でゾンビと戦うシーンとかそこに何かが居る雰囲気を見せるのが上手くて、恐怖演出自体は結構怖くてクオリティ高かったから、純粋にホラー映画撮るスキル自体は高い監督なんだとは思う。
ゾンビになって徐々に人間性失ってく演出も怖かったしね。
それがバイオっぽいかと言われたら「うーん…」って感じだったけど
だいき

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