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あの夏のルカのchinaのレビュー・感想・評価

あの夏のルカ(2021年製作の映画)
5.0
レビューするのは初めてだけど既に3回ほど視聴。今回待ちに待った劇場公開。アメリカで公開されるって知った時は羨ましすぎてアメリカ行ってやろうかって思ったけど日本でもやってくれてありがとう。もうべしゃべしゃに泣いた。

シーモンスターのルカは海の外の世界に興味があった。そんな時に出会ったのは地上で生活するアルベルト。アルベルトに色んなことを教えてもらうルカだったが地上を行き来してる事が家族にバレてしまう。そんな家族から逃げる思いで人間の住む港町にやってきたルカとアルベルト。そんなふたりが巻き起こすひと夏の奇跡。

臆病だけど賢いルカと、とにかく突っ走るアルベルト。性格真反対のふたりの友情がたまらなくいい。
2人の友情がメインなのだが、ジュリアンとそのお父さんがいい味を出している。固定概念に囚われない友情や家族、様々な形があっていいと思う。特にアルベルトとジュリアンのお父さん(マッシモ)。父親がいなくなってしまったアルベルトにとってはマッシモはまさにお父さん的な存在だし、、マッシモもきっと、こうやって漁を手伝ってくれる息子が欲しかったんじゃないかな。ちょっとでも同じことを感じた方は今すぐディズニープラスに入って短編「アルベルトの日記」を見よう。

知らないことがいっぱいの世界に興味津々のルカとそれに嫉妬するアルベルトが衝突してしまうのだが、これといった仲直りの瞬間がある訳でもなく、大きなパラソルを持って駆けつけるアルベルトを見て大号泣。アルベルト良い奴すぎでしょ。そっからというもの涙の大洪水で、シーモンスターになるところだったぜ。
個人的に1番好きなシーンが最後の列車のシーン。見えなくなるまでずっとアルベルトのことを見続けるルカ。スピンオフで帰省する話でも作ってくれ。

とにかく劇場で見れたことに感謝。

どうやら私は二輪車に男の子が二人乗りする映画に弱いらしい。
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