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あの夏のルカのaka黄屑のレビュー・感想・評価

あの夏のルカ(2021年製作の映画)
3.5
ピクサー『あの夏のルカ』(21年)観了。『ソウルフル・ワールド』と『私ときどきレッサーパンダ』の間の作品。コロナ禍で米国・日本では劇場公開ナシと存在感薄めと思われ。IMDb7.5/メタスコア71と世評は上々。アカデミー長編アニメ映画賞にもノミネイト。
近年のディズニーの傾向で本作も監督のイタリアでの幼少期原体験が基になってる。
ピクサーの大きな魅力である美麗なCGアニメは北イタリアの風景は素晴らしいんだけど、肝心の"シー・モンスター"は馴染みないし造形も個人的には今イチで乗れず。イタリアの伝説ではこんなのが居るらすいんだけど河童みたいなものか?(特典映像観ると河童みたいに共通認識されてるこんな怪物はいなくて造形デザインは監督らすい…)
人間の姿になると自動的に服も着るのが不可解なんだけど、テレパシーで幻覚見せてるのか?(監督は日本のキツネにも言及してて当たらずしも…)
ただストーリーは特に終盤がピクサー王道の感動させられるイイ!!出来で、共同脚本のマイク・ジョーンズは傑作『ソウルフル・ワールド』も担当してたんだけど脚本だけなら本作は凌いでる!
監督のエンリコ・カサローサは本作が長編初監督作なんだけど、71年生れで02年の『アイス・エイジ』からアニメ作品に関わってて、ピクサーでは『カーズ』以降本作除く12作に携わってる苦労人。
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