セガール幹事長代理

ハチェットマンのセガール幹事長代理のレビュー・感想・評価

ハチェットマン(2003年製作の映画)
4.0
それなりの英語力がないと字幕があっても理解ができない作品、という有志からの怪情報が舞い込み、高い語学力を持つ私が鑑賞しました(英検4級)

ジャケットとフィルマの表記が違うし、レビュー数もゼロ、amazonのあらすじもなかなか難解な為、これは夢野久作を超える奇作なのでは、と大きな期待を胸に挑んだのですが、蓋を開けてみると予想を遥かに上回る地雷でした。

「次の英文を和訳しなさい」みたいな宿題が私の高校の時に出されて、それを全部ヤフー翻訳に頼ったらすげえ不自然な日本語になったんだけど、本作の字幕はまんまそれ。
She is very hot!の日本語訳が「彼女はとても暑いです!」は自分ですら絶対間違ってると思ったし、スターって名前の子をずっと星って呼んでるのは手抜きの極みと言えるのではないでしょうか。
まあそこまではギリギリ許せるんですが、物語の核となる(であろう)英文の手紙の内容は日本語訳無くて観る側の心を容赦無くへし折ってきます。

ホラーマニアの友人が「血の質で作品の評価は決まるといっても過言ではない」みたいなことを言ってたので注意深く観察してたんですが、シーンによって血液がご飯ですよ!ぐらいドロドロだったり、ココイチのカレーぐらいサラサラだったりしたので、死にゆくストリッパーの血圧に一喜一憂する羽目になりました。

裸の女の人が次々に出てくる「死靈の盆踊り」っていう伝説の作品があるんですが、あらゆる面であれの上位互換です。駄作マニアの変態の皆さんには是非観て欲しい。というか私だけこんな目に合うのもあれなので、200円あげるから何かの間違いで観て下さい。