しんご

林檎とポラロイドのしんごのネタバレレビュー・内容・結末

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

非現実的でありながら、誰にでも起こる可能性を感じさせる作品でした。
目を覚ましたらバスの中で、記憶がない。IDを持ち合わせていない。自分に置き換えて想像してみると怖い。
「回復プログラム」で、様々な「ミッション」をこなしていく中で、「元の自分」を断片的に思い出していく。
「仮住まい」の部屋は、いつもきれいで、無機質な感じがしていたが、最後にたどり着いた「元の自分の部屋」は、少し散らかっていて、本棚にはたくさんの本があり、キッチンにはリンゴがあって…
そんな当たり前の部屋が、「生命力」をもっていることに改めて気づかされた。
しんご

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