ルサチマ

In the Name of the Father(英題)のルサチマのレビュー・感想・評価

5.0
徹底して破滅し続ける。甘さなどはどこにもない。あらゆる暴力をここまで一つの映画で描き切った作品を他に知らない。『ポケットの中の握り拳』でのどうしようもない病みっぷりが更に極限へと押し進められる。デビューの段階から天才の名に相応しく圧倒的強度の若さをフィルムに焼き付けた人って本当にゴダールかペドロ・コスタかベロッキオぐらいだろう。カット割のキレなんてとんでもない。世界最強クラスの割っぷりに本物の才能を目の当たりにしていると確信できる。

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ルサチマ

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