はしばゆうたろう

水俣曼荼羅のはしばゆうたろうのレビュー・感想・評価

水俣曼荼羅(2020年製作の映画)
3.0
一部 医師の活動を追う。解剖医の対応が医師っぽい。解剖のために脳を医師に差し出す被曝患者の覚悟たるや。

二部 夫婦仲を感じさせるシーンからはじまる。中盤から監督が積極的に出るドキュメンタリー中々ない。土本典昭作品に触れる所もいい。ドキュメンタリーとは。フィクションとは何か。マイクがバレてるのも製作陣の興奮度が伝わった。

三部 水俣病患者の過去の恋を辿る。後半では石牟礼道子がしれっと登場。煩悩だけが残るため怨の字。人の事を我がことのようにいう悶え神のこと。悶え神。いまっぽい響きだ。