岐阜の首都

ルーブル美術館の夜 ―ダ・ヴィンチ没後500年展の岐阜の首都のレビュー・感想・評価

4.6
ダヴィンチが芸術に取り組む目的、四分の三正面の構図やスフマートをどんな意図でどう取り入れ、《モナ・リザ》につなげていくのか。ちょっと意図的すぎると思うほどわかりやすい構成で、外国制作のドキュメンタリーっぽくない印象を持った。ひょっとしたら単純化しすぎているのかも。

とはいえ、次から次へと緻密で綺麗な素描や絵画作品が出てくる画面を前にしてはそんなことどうでもよく思えてくる。ズルい。
ダヴィンチの作品もすごいが、個人的にはルーブルの外観・内装・展示室のショットが続く後半が一番好きだ。特に《モナ・リザ》の飾られた展示室には、他にも名画がたくさんあって驚いた。あの部屋に入るまでは死ねないな……。
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