ニューシネマパラダイスの感動ふたたび！？と映画館まで。しかーし、期待し過ぎてしまったのか、映画館で観たのにまったく響かず！音楽はもちろん良いのだけれど如何せん神がかった天才1900が魅力的でない。それにより最後に捲し立てられる彼の選択がただの頑固者として映る。彼の夢や憧れはなんだったのか。彼がいかに孤独だったのか？いくら彼の生い立ちや才能が特別でも過程が丁寧に描かれなければ結びつかない。そして目玉なのかピアノ対決が一番しらけた。まずジャズの生みの親が全くイケてないし、ただただ速いピアノには心を動かされない。対決に挑む姿勢は1900らしくても、彼の良さが最後まででないあの勝負に一体何の意味があるのか。唯一、映画を観ていて感情が動いたのは、マックスの目がよく泳ぐとき。不安を煽るような目が気になった。
