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ワイルド・スピード MEGA MAXのbluetokyoのレビュー・感想・評価

ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年製作の映画)
3.4
前半というか、かなり行ってからも、なんだ、オーシャンズとミッションインポッシブルと007を合わせて、すげえ下品にした感じだな、と思ったけど、最後のほうは、ちと違い。ドミニクの仲間思いがよく描かれているのだ。道徳的に、仲間を大切にしようとかではなく、心から感覚的に仲間との絆を最優先にする。度量が大きいし、清濁併せ持つ感じだし、とにかく、仲間内での居心地をよくしようとしている。なぜそうなのか、明確には描かれていないのだが、おそらく罪の意識から来る孤独感だろうと思う。自分で自分をコントロールできないのではないかという強迫観念も、より一層、ドミニクの孤独感を深めさせている。

簡単にあらすじ。
前回、ドミニクはとっ捕まってムショ送り決定。あーあ、出てくるころにはじじいだぜ、ということで、ムショに護送。と、そのとき、ブライアンが護送車を襲撃。ドミニクは脱走。

ドミニクとブライアンは、ブラジルのリオのスラム街に潜伏。だが、生活をするうえで資金が必要なので、貨物列車輸送されているクルマを盗むことにする。
ちょろいヤマだから、ということだが、実際は、銃撃戦に巻き込まれ、さらに、麻薬捜査官が死亡。ドミニクとブライアンは犯人にされてしまう。
ということで、アメリカ外交保安部からホブス捜査官が派遣されてくる。

一方、ドミニクとブライアンは、盗み出したクルマの一台に、ブラジル闇組織の帝王、レイエスのヤミ資金の情報が入ったチップがあることを知る(だから銃撃戦なのだ)。
なんだこれは、と思ったら、ドミニクのアジトに、レイエス闇軍団と、ホブス保安チームが突入。三つ巴の戦闘になってしまった。
ドミニクとブライアンは、やっとのことで脱出。

ドミニクとブライアンは、そうだ、レイエスの闇資金情報を使って、闇資金をそっくり頂いちゃおう、と閃いた。
そこで、かつての仲間を招集。そのなかには、ローマンやハンもいる。

闇資金が狙われているという情報を得た闇帝王レイエスは、闇資金を警察署の金庫に移す。警察署も闇帝王レイエスの息がかかっているので言うことを聞いてしまうのだ。

それでもドミニクとブライアン一派は、警察署内の闇資金強奪を決行する。
が、土壇場で、ホブス保安チームが急襲。みんな捕まってしまった。

ところが、護送中、今度は、レイエス闇軍団が襲撃。ホブス保安チームのメンバーは次々と倒されていく。このとき、ブライアンが、早く、釈放しろっつーんだよ、と喚いたが、なに言ってんだと思ったが、釈放されると、ドミニク、ブライアン一派は、ホブス保安チームに加勢して、ホブスを救ったのだ。そういうことか。
ということで、ドミニク、ブライアン一派とホブス保安チームは休戦して手を結んだ。
ドミニク、ブライアン一派は、警察署から、金庫ごと、闇資金を強奪。追うレイエス闇軍団。ドミニクとブライアンが、レイエス闇軍団に追い詰められると、今度は、ホブス保安チームが、レイエス闇軍団を襲撃。レイエスを射殺する。

ドミニクとブライアン、その他の面々は、ブラジル、リオから離れる。
その場に金庫を置いて行ったのだが、実は、逃走中に、金庫をすり替えたのだ。金庫を開ける練習のためにハンが、どっかから、同じタイプの金庫を入手していたが、すり替えたのはその金庫なんだろうな。

最後の、ドミニクの亡くなったはずの恋人、レティがドイツ?で生きている情報。次回をお楽しみ、である。
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