RRR

ノマドランドのRRRのレビュー・感想・評価

ノマドランド(2020年製作の映画)
3.5
・アメリカのネバタ州、経済の崩壊で住処を追われ 古ぼけたヴァンガードで暮らすファーン、それぞれの理由で同じ境遇の仲間達は(ノマド)と呼ばれ大自然の元 支え合い暮らしているが…

・家は無く 車中で移動しながら自然と共にその日暮らし…楽観的でいられる程自由でも気ままでもなく、かと言って悲観する程ひとりぼっちでもみすぼらしくも寂しくも無い
 (車上生活者)その日暮らしな(放浪/流浪の生活)と言っても想像した以上にコミュニティーがしっかりしていると言う事と、深刻な社会問題と言う事もあってか 雇用に積極的な企業もあったり等と 先進国アメリカの色々な面がギュッと詰め込まれた作品だったのかなと
・物語が刺さったのかどうかは置いといても、自分の老後をあれこれ考えてしまい、良くも悪くも100%集中出来たとは言えない状態での鑑賞でしたね ノマドな感じにはならないまでも日本の年金制度等この先どうなってしまうんだろうとか…
・ここで命を全うした人やコミュニティーから抜け 別の暮らしを選ぶ人、それぞれに途中退場して行く人達を見送りながら 厳しい冬の寒波に備えて蓄えアイドリングしておく気持ちはどんなものなんだろうと…
・日が昇り 当たり前に一日が始まる事、生きてるかぎりは歩み続けなければならない事、そこに孤独も悲観も糞もないシンプルさ 本来そうして皆やって来た筈…うーん
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