kazu1961

私をくいとめてのkazu1961のレビュー・感想・評価

私をくいとめて(2020年製作の映画)
3.8
▪️JPTitle :「私をくいとめて」
ORTitle: ※※※
▪️First Release Year : 2020
▪️JP Release Date : 2020/12/18
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2022-183
🕰Running Time : 133分
▪️Director : 大九明子
▪️Writer : 大九明子、原作:綿矢りさ
▪️MusicD : さだまさし
▪️Cast : のん、林遣都、臼田あさ美、若林拓也、前野朋哉、山田真歩、中村倫也、片桐はい、橋本愛
▪️Review
独特な世界の“のんちゃん”ワールド!!さすが、『勝手にふるえてろ』の原作・綿矢りさ&監督・大九明子の再コンビ。松岡茉優の才能を開花させたように、今回は新たな“のん”の魅力を最大限に引き出しています。
なので今回、作品の魅力を最大限に支えているのは31歳のおひとりさま慣れした主人公黒田みつ子を演じてる“のん”の凄まじい迷演技!!もう1人の自分“A”ひたすら話し続ける一人芝居の素晴らしさ。“のん”が持つ根っからの透明感と、少女っぽさと大人のあいだの微妙な立ち位置で、とてもチャーミングなキャラクターになり切っています。ほんとハマり役ですね!!そして、みつ子に安心感を与える心の声“A"を声のみで演じている中村倫也がまた素晴らしい。
最も観入ったのは、『あまちゃん』以来の共演の“のん”と橋本愛のイタリアでのシーン。そのまま普段の2人の関係が描かれているようで、2人で流す自然な涙にグッときます。
あと、みつ今回の部屋のインテリアが注目です。人気インテリアリストの作原文子が60軒以上のショップから厳選したさりげない小物のコーディネイトが秀逸で主人公みつ子の好みが伝わってきます。

物語は。。。
30歳を越え、おひとりさまもすっかり板についてきた黒田みつ子。みつ子がひとりきりでも楽しく生活できているのには訳があります。脳内に相談役「A」がいるのです。人間関係や身の振り方に迷ったときはもう一人の自分「A」がいつも正しいアンサーをくれるのです。「A」と一緒に平和なおひとりさまライフがずっと続くと思っていたそんなある日、みつ子は年下の営業マン多田くんに恋をしてしまいます。きっと多田くんと自分は両思いだと信じて、ひとりの生活に慣れきってしまったみつ子は20代の頃のように勇敢になれない自分に戸惑いながらも、一歩前へふみだすことにします。。。

おひとりさまからの脱却も大変なんですね!!
“のん”の魅力全開の面白い作品のです!

▪️Overview (映画. comより)
「勝手にふるえてろ」の大九明子が監督・脚本を手がけ、芥川賞作家・綿矢りさの同名小説を実写映画化。のんと林遣都が初共演し、おひとりさま生活を満喫する女性と年下男子の不器用な恋の行方を描き出す。何年も恋人がおらず、ひとりきりの暮らしにもすっかり慣れた31歳の黒田みつ子。そんな彼女が楽しく平和に生活できているのには、ある理由があった。彼女の脳内にはもう1人の自分である相談役「A」が存在し、人間関係や身の振り方に迷った際にはいつも正しい答えをくれるのだ。ある日、みつ子は取引先の若手営業マン・多田に恋心を抱く。かつてのように勇気を出せない自分に戸惑いながらも、一歩前へ踏み出すことを決意するみつ子だったが……。みつ子の親友・皐月役で橋本愛が出演し、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」以来となるのんとの共演が実現。
kazu1961

kazu1961