香草

嵐ケ丘/嵐が丘の香草のレビュー・感想・評価

嵐ケ丘/嵐が丘(1939年製作の映画)
3.6
原作を読んでいた時から感じていたが、キャシーの振る舞いは他にもやり方があったのではないかと思ってしまう。でもそうするしかなかった部分もあり、そうしてしまったのがキャシーなんだろうな。
エドガーが可哀想でならない。そこまでエドガーを想ってるわけでもなさそうな(部分が多々ある)のに地位に惹かれて結婚するのはシンプルに失礼だなと思う。
あらゆる色々をずっと見てきたエレンのメンタルにも驚いた。大変だったでしょう…
それぞれが自らの言動ゆえにおもしろいほどすれ違いや不幸を積み重ね塗り重ねる様が見事で、さまざまな愛とその重さがそこにあり、これを書き上げるエミリー・ブロンテの凄さを改めて感じた。
2022-03
香草

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