'23夏のホラー/ミステリー祭④
猿の手。
ドーン!日本で言う喪黒福造だ!
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【ニコラ】関連で鑑賞。
W・W・ジェイコブズ原作、ノーマン・リー監督による、
【ブリティッシュ・古典ホラー】。
3つの願いを叶えるが、その後に必ず悲劇が起こると云われている[猿の手]をモチーフにした、古典怪奇小説の映画化。
行商人フリーマン(ヘイ・ペトリー)が、商人(シドニー・タフラー)から 災いがある という説に興味を示し、半ば強引に10ポンドで手に入れたオブジェ、猿の手。
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トリローン家で、
売りたい絵画(フェルメール⁈)があると聞きつけた行商人が訪ねてくる。
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主人のロバート(ミルトン・ロズマー)は、
200ポンドの競馬の借金があった為に、夫人(メグス・ジェンキンス)の反対を押し切って絵画を手放そうとしていたのだ。
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息子のトム(エリック・ミックルウッド)には、
婚約者ベリル(ブレンダ・ホーガン)がいて、新しいバイクを購入して、レースで稼ごうとしていた。
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結局、
絵画は、猿の手 と物々交換という事になり、そこにいたシェイマス・ケリー(マイケル・マーティン・ハーヴェイ)は、猿の手を見るなり、おぞましい、不吉だ、恐ろしいと言って、過去に見た悲劇を語り始めた(回想)。
主人の借金(明朝返済)、息子がバイクレースというワードで本作の末路が読める。
猿の手は、
登場後(存在)の悲劇だけで、バックグラウンド(誕生秘話)を知りたかったのに一切描かれず(インド生まれは分かった)、
クライマックスの演出で、ホラーを期待するも、、もう少し踏み込んで欲しかった。
このホラーパートで言っても【ニコラ】のが上手い!!
極限での人間の 心理描写 として面白さはある。
結末に至っては、
◯◯だったと濁らせているのかもだが、
あれ⁈⁈とツッコミ、肩透かし⤵︎喰らった。
締め方は良き。
ライティングは素晴らしいお手本。
ACC-188