ねこ

パリ、夜の医者のねこのレビュー・感想・評価

パリ、夜の医者(2020年製作の映画)
3.7
医者の涙が、悲しいとか悔しいとかそんな澄んだ感情ならばこれほど心に響かなかった
やめたい逃げたいやり直したい
泥沼に足を取られながらそのどれにも覚悟を決められない彼を自業自得と突き放せないのは、自分の中にも同じものがあると感じるからだ

ゲームのようにリセットできない人生を立て直すには、いったい何をどうすればいいのだろう
その答えを探しあぐね行き詰まったとき、人は彼のような顔をして泣くのかもしれない
ねこ

ねこ