Runa

あのこは貴族のRunaのネタバレレビュー・内容・結末

あのこは貴族(2021年製作の映画)
3.6

このレビューはネタバレを含みます

価値観の洗濯の、心地よさ。

門脇麦は本当に擬態するのが上手いなあと思う
淑やかで華やかでいて湿っぽい空気を、あそこまで表現できるとは…

嫌な日もあるけどそれを話せる誰かがいたら、
とりあえずは良いじゃんっ
小さな幸せに気づく瞬間、
人生において痛気持ち良い、みたいな瞬間って
ああいう夜だよなと思う

内部生の話少しわかる、となって苦笑。
みんな等しく良い人たちだったけど、
纏う空気が違うのはわかる
そんであのガラス張りのランチ高いよね、それもわかる😂

何か起きるでもないけど、
役者陣が割と好きでたまに見たくなる。
高良健吾は言わずもがな、石橋静河の存在感とか、水原希子の実生活と違う雰囲気も癖になる。

貴族という意味は、身分の尊い人。
誰かから見た貴族は、貧民かもしれない。
それもかれも特に意味はない称号。
みんな色々大変なんだ。

離婚を選んだ時、大豆田十和子での台詞を思い出した。
「離婚は自分の気持ちに嘘をつかなかった証拠だよ。」

自分で決めた道を歩き出した華子のこの先がもっと見たくなる
そんな余韻のあるラスト。
病めるときも健やかなるときも、
最後まで自分を愛せるのは、自分。


大切にすると誓いますか?
Runa

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