【Good Luck!】
これは面白い!
構成も時間的なバランスもとてもよくできている。
最初観た時は「不思議な部屋だね~」くらいに思っていたけど、ラストのオチでものの見事に伏線回収。
(なるほど!そういう事ね!)
オチが分かってからもう一度観てみたら、笑えてくるくらいに「はいはい、そういう事ね」の連続。
出だしの「大競争」のシーンから既に始まっていたって事なんだね(笑)
確かに、授業でも教わったよ(笑)
ありがちな設定の逆側に視点を置き、かつ、その間「何を考えているか?」とか「どう考えているか?」っていうところの例え方がとても上手。
しかも、丁度いいくらいに例えているので、知らずに見たら最初はまったく違うストーリーすら想起してしまった。
これは本当に上手だと思う。
あの真っ赤なビーズクッションに体を委ねて安心している表情とか、隣の家の女性の声が好きだったりとか、玄関を怖がったりだとか・・・。
なんか、言われてみればすごい説得力があった。
邦題で「幸運なマーク」と付けられていたけど、原題の「Good Luck Mark」もいい。
というか、どっちとも取れるタイトルだよね。
今回に関しては邦題は邦題でありだし、原題もまた違った意味とも取れるし・・・。
この部屋に辿り着いたマークは幸運だと言えるし、これから外の世界に出て行くマークに幸運あれ!とも言える。
・・・そうか、だからマークは一言も喋らなかったのか。
いろいろ納得。
これ、2回目が面白いかも。