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宇宙大戦争のkazu1961のレビュー・感想・評価

宇宙大戦争(1959年製作の映画)
3.0
▪️Title : 「宇宙大戦争」
Original Title :※※※
▪️First Release Year:1959
▪️JP Release Date :1959/12/26
▪️Production Country:日本
🏆Main Awards :※※※
▪️Appreciation Record :2020-358 再鑑賞
🕰Running Time:93分
▪️My Review
ナタール人の造形が『地球防衛軍』のゴレンジャーもどきの造形から少しは宇宙人らしくなりました(笑)。
特殊撮影:円谷英二、音楽:伊福部昭、監督:本多猪四郎の東宝特撮を支えて黄金トリオによる、目を見張る映像と胸躍る音楽のつるべ打ち、とりわけ宇宙空間を舞台にした地球側連合軍とナタール人の円盤群との決戦は、合成技術と操演技術が一体となったSF特撮史にのこる名シーンです。ツッコミどころ満載のドラマ部分からよりSF特撮を堪能するに尽きる作品です。
本作は、『地球防衛軍』に続く東宝のSF作品です。時代は公開の6年後の1965年に設定していいます。前作に続き、小松崎茂が宇宙船やステーションなどのメカニックデザインを担当しています。しかしながら、『地球防衛軍』に登場した安達博士、白石、リチャードソン博士、インメルマン博士という役名が本作に再登場していますが、インメルマン博士以外の人物を演じたのは別の俳優陣なんですね。
物語は。。。
宇宙人ナタールが地球を侵略すべく活動を開始。冷却線を武器にする彼らに対して、地球科学者達のグループは熱線砲を開発。宇宙ロケット、スピップ号に搭載してナタールの基地があると思われるが月面へと出撃します。。。

ナタール人の武器である「冷却線による浮遊現象」の科学考証の基礎となっている「重力の本質は核振動であり、物質が絶対零度に近づくほど、核振動が微細なものとなる。したがって、絶対零度近くにまで冷やされた物体は無重量状態となる。」という理論は、映画製作当時に唱えられていた仮説に基づいていますが、実際は当時の物理学でもすでに否定された学説です。(参考:Wikipedia)

当時、特撮監督の円谷英二はすでに世界的名声を得ていて、彼の特撮映画は海外でも大評判となっていました。本作ではついに、東宝が製作発表した段階でアメリカの映画バイヤーが買い付け契約を結ぶために来日し、これは以後の恒例となったそうです。

▪️Overview
東宝得意の特撮もので、地球の侵略を狙う宇宙人と地球防衛軍との戦闘を描いた特撮映画。丘見丈二郎の原作を、関沢新一が脚色し、本多猪四郎が監督し、小泉一が撮影した。特技監督・円谷英二。(参考:映画.com)

出演は、池部良、安西郷子、千田是也、土屋嘉男。
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