kazu1961

リンダ リンダ リンダのkazu1961のレビュー・感想・評価

リンダ リンダ リンダ(2005年製作の映画)
3.8
▪️Title : 「リンダ リンダ リンダ」
Original Title : ※※※
▪️Release Date:2005/07/23
▪️Production Country: 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-120 再鑑賞
▪️My Review
ブルーハーツが好きなので、この作品は何度も鑑賞しています。題名からして、そう、あのブルーハーツの代表曲がキーポイントになった青春映画なんですね!!
山下敦宏監督ならではの“まったり”した空気感が、全体を通してる中だからこそ、最後のステージの熱量に感動し、主人公のハイティーンの女の子たちがめちゃくちゃカッコよく見えて、思わずいつも一緒に歌ってしまいます(笑)。
こんなに無骨なあか抜けない青春が伝わってくるブルーハーツも時には良いものです!!
そして、映画そのものは“まったり』として空気感の中で、ハイティーンの女の子たちの心の微妙な心の揺れや高揚を繊細に描き出しています。
文化祭本番までの焦りと、それでもどこかゆったりと流れる高校生の時間を的確に表現しています。夜の校舎に居残るシーンを始め、この作品には、ノスタルジーを感じてしまう「高校時代」がビビッドに収められています。
そして、女優陣がすこぶる生き生きと輝いている本作。出演は『ほえる犬は噛まない』『空気人形』の韓国女優べ・ドゥナ、『バトル・ロワイアル』シリーズの前田亜季、『ローレライ』の香椎由宇、そしてロックバンドBase Ball Bearのベーシスト・関根史織。特に韓国人気女優ぺ・ドゥナの存在感は凄いですよね。彼女があっても本作の良さかと思います。
物語は。。。
高校の文化祭のためにロックバンドを組んだ女子高生たち。しかし仲違いでボーカルが抜け、残ったメンバーは、韓国から来た留学生を誘います。ブルーハーツをコピーしようと決めた彼女たちだが、本番までは、たったの2日。必死の練習が始まるのでした。。。
ペ・ドゥナの出演は、山下監督が『ほえる犬は噛まない』をふと思い出し、映画祭で会ったことのある、あのポン・ジュノのコネに頼って出演が決まったそうです。
そうそう、あと、松山ケンイチ、小出恵介若いですね!!

▪️Overview
とある地方都市の女子高校生たちの高校生活最後の夏を描く青春群像劇。バンドからギタリストが脱け、3日後に迫る文化祭で何を演奏するか困った響子、恵、望の3人は、オリジナル曲を断念。ブルーハーツのコピーをすることに決めて、韓国人留学生ソンをバンドに引き入れて練習を開始するが……。監督は山下敦弘。音楽は元スマッシング・パンプキンズのジェームズ・イハが担当。(参考:映画.com)

出演は、ペ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史織など。映画雑誌の『映画芸術』で2005年の邦画ベストランキングで1位を獲得している。同じく映画雑誌の『キネマ旬報』による第79回キネマ旬報ベスト・テンでは日本映画ベスト・テンで6位、読者選出日本映画ベスト・テンで3位に選出された。
kazu1961

kazu1961