リリィ

マッド・ハウスのリリィのネタバレレビュー・内容・結末

マッド・ハウス(2019年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

カルト宗教ものが見たくて。

まずこのアパートメントが、ネトフリの「ザ・サーペント」に出てきた家にめちゃくちゃ似てた。こういうタイプのアパートメントって割とよくあるのかな。

ペット不可って言ってるのに猫おるやんけ〜ざわざわする〜と思ってたら案の定で辛すぎ。ジャイルズ…
抗議文を入れられた瞬間から誰も信じられなくなるのがリアルで怖すぎた。

最初の騒音から始まり、洗脳の仕方がなかなかエグい。これってオウムでやってた長時間の五体投地とかと同じだよね。
そしてその後のI’m proud of youがキッツい。飴と鞭が絶妙。めちゃくちゃ人格を否定されるセミナーとかもこういう感じなんだろうな。この「苦痛に耐えた後に褒める」というのは、上下関係をしっかり分からせるにも重要なんだと思ったし、SMにも似てる。
社会が分断してる今、こういう帰属意識とか承認欲求を煽ってくるカルトの脅威が増してるのかもしれない。

リサはかっこ良かったし、アメリカンホラーストーリーでも大好きだったナオミグロスマンが出てたのがポイント高かった。この人のクリーピーさは他の役者さんには真似できない。

サラを固定してた椅子がバッキバキに壊れた時、字幕は「このボロ椅子め!」だったけど英語では”Fxxkin IKEA!”で笑っちゃった。
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