菩薩

才女気質の菩薩のレビュー・感想・評価

才女気質(1959年製作の映画)
3.8
商売から家のことまで一切を取り仕切って来た自負があるからこそ一族に嫁いで来た嫁に対しての当たりが強くなる、が、時代はもうそんなしきたりを良しともせず、やってられるかいなとあれよあれよと関係性がグズグズになっていく。せっかく亡き息子の法事で一同会するも溝は埋まるどころか開く一方、これマジで身に覚えしか無いんだけど同じ経験した事ある人結構いるのでは…。段々とこの辺りから核家族ってものが当たり前のものになって来たんだろうか、お互い気を揉む様な関係なら付かず離れずの距離で独立してやって行った方が良い。京都らしくイノダ本店を模した珈琲屋が出てくる、三条〜へ行かなくっちゃ、って高田渡のコーヒーブルースに出てくるとこ、京都の朝はイノダから(ってモーニングめっちゃ高いんだよね)。階段落ちあり。カカァ天下の終焉。
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