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アウステルリッツのツのレビュー・感想・評価

アウステルリッツ(2016年製作の映画)
3.6
【decodingからの視点】
メッセージ伝達においては、decodingが肝なわけで、映画などのencodingに依存したメディアがこの視点を持つのは非常に有効だったりします。見る人を見る目は、encodingには不可欠です。そうやって見てみると、強制収容所という残虐な場所において、もぐもぐしてたり,歌を歌う者,欠伸がついつい出てしまう…遺族や当事者だったならあり得ないことなのです。反対にそれは平和の証であり,平和の危機でもあるわけです。
encodingして満足ではなく,あくまでdecodingがあり,やっとメッセージ伝達が完了するわけです。
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