ゴン吉

ライムライトのゴン吉のレビュー・感想・評価

ライムライト(1952年製作の映画)
4.2
チャールズ・チャップリンが製作・監督・脚本・音楽・主演を務め、落ちぶれた喜劇名優と、生きる希望を失ったバレエダンサーの心の交流を描いた作品。

1914年のロンドンが舞台。
かつての喜劇の名優カルベロが自宅のアパートに戻るとガスの臭いが。
臭いのする1階の部屋のドアをぶち破って入ると、若い女性がガス自殺を謀っていた。
彼女をアパートの3階にある自分の部屋に運び、看病することに。
彼女はエンパイア・バレエの元バレエダンサーで、リューマチのため5ヵ月入院して脚が動かなくなり、ガス自殺を図ったという。
カルベロは彼女が心理的なマヒで脚が動かなくなったことを医師から聞き、自分の部屋に住まわせて彼女の心の看病をする。
やがて二人の間には歳の差を超えた愛が芽生えるのだが......  

チャップリンの喜劇に加えてヒロイン役のクレア・ブルームのクラシック・バレエも楽しめます。
二人のお互いを思いやる純粋な気持ちに心が温まります。
名曲も心に響きます♪
生きることの意味をも問いかけながら、幸福と哀愁がミックスされた珠玉な作品です。 

BS TVで鑑賞 
第45回 アカデミー賞にて作曲賞を受賞(1973年)
ゴン吉

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