AB型の末っ子

マーベルズのAB型の末っ子のネタバレレビュー・内容・結末

マーベルズ(2023年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

higher. further. faster... together!

ちょっと風邪気味で雨の中でしたが、どうしても初日で行きたかったので、身体に鞭打って行ってきました!w

最近近くの大きな劇場、洋画(特にマーベル作品)の上映枠を削りまくってて、今作も夜の回が一枠だけと、コナンやスラムダンクとはえらい対応の違いで涙が出てきますが、それでも観れてるだけ感謝ですよね…。

さて、今作「ザ・マーベルズ」ですが、「ガーディアンズ3」以来の劇場でのマーベル作品だったので(7月から11月に移ったときは辛かったです)、とても楽しみにしていました!

去年のサンディエゴ・コミコンで情報解禁があった時から興奮冷めやらぬ感じで、最初の予告にはとてもワクワクしましたね!
まず予告の挿入歌「intergalactic」が楽しすぎる!そして、キャロルのビジュアルも美しすぎるって…。エンドゲームまでは、あまりキャロルのスーツには魅力を感じて無かったのですが、今作に備えて鍛えまくって引き締まったブリー・ラーソンにあのシンプルで落ち着いた赤と青のスーツは最高。上だけ脱いで白タンクトップも可愛い!

モニカも白黒のスーツ、シックでかっこいいし、最初はダサいかな…wって思っていたカムラのスーツも3人並ぶと最高でした!w


ということで、やっと本編の感想に入りますが、期待通りの面白さでしたね!
テンポ良く進んでいくので、だれちゃう事はないし、逆に短めなのに物足りなさを感じなかった事にびっくり!
ニア・ダコスタ監督はやはり最高!宇宙空間のカットがどれも芸術的でした!!

期待を大きく超えてくれたのはやっぱりカマラ!
イマン・ヴェラーニの演技が最高すぎる!!
彼女の居るシーンは全部ほほえみが止まらないw
カーン家のみんなも最高w
ブルーノやナキアもいてくれたら良かったけど…

「ワンダヴィジョン」から気になっていたキャロルとモニカのギスギスもちゃんと掘り下げてくれて良かった。やっぱりふたりとも最高。キャロルの人間性がちゃんと描かれていたのが今作の魅力にもつながっていると思う。
記憶に入り込むやつ(インセプションみたいでしたよねw)で垣間見える2人の本当の感情にこちらもグッと来る。
また、元気なカマラが居ることで、キャロルとモニカが丸くなってる感じがたまらんw
じゃんけんシーンや縄跳び、どれも最高!

途中のスーツ姿のテッサ・トンプソン演じるヴァルキリーもイケメン過ぎる!!知らぬ間にめちゃくちゃ仲良くなってて嬉しかったw
「シークレット・インベージョン」配信時から言われてたけど、スクラル人ニューアスガルドにいれば問題無いよね。

そして、パク・ソジュン演じるプリンスとプリンセスなブリー・ラーソンが本当に美しい!w
あの星だけ、着替えるの楽そうw
歌が言語っていうのも面白い設定!
イスラム家庭のカマラだからこそ、ノリノリなのも良いし、ちょっとずつモニカがグラサンにグラス持ってノリノリしてたのも可愛かったw
めちゃくちゃ可愛いドレス着て歌い出すブリー・ラーソンに惚れてしまう!これで、キャプテン・マーベルもディズニープリンセス?ww
ボリウッドダンスなどのミュージカルシーン、結構カットされてるらしくて残念です…。

ヴィランのダー・ベンですが、演じているゾウイ・アシュトンはロキ役のトム・ヒドルストンの妻で、今日が「ロキ:シーズン2」最終話配信日でもあったので、2人にとっては特別な日になっていましたねw
所でダー・ベン。復讐キャラとして輝いていたし、その後の展開で、キャロルに壊された自分の星を助けようとしていた事が分かって、ただのヴィランじゃなかったなぁ、という感じは出てて良かったのですが、ハイエボリューショナリーやネイモア、ゴア・ザ・ゴッドブッチャーと比べるとインパクトに欠けるとは感じました…。
ただ、意外とあっさり倒せた辺りは、MCUフェイズ1を思い出して「そうだ、こんな感じだったな」という気持ちになりましたw

そして、今作の最大の魅力のひとつでもある、グースの子供たち!グースの種族であるフラーケンですが、本当はめちゃくちゃ怖い生き物。
今作でも観たように、めちゃくちゃ卵生むので、ほっとくと量で星を寄生されてしまうので、あの後ちゃんと地球から出してくれたかが心配でたまりませんw
ちなみに、食べてもらう戦法は観てて面白かったですが、本来はフラーケンの胃は四次元キューブと同じなので、セイバー職員を食べてもらうのは良いけど、次に吐き出したときにセイバー職員が出てくるかは分からない、ということで本当はめちゃくちゃ危ないことしてましたねw
あれだけ疲れた顔してたフューリーの笑顔が見れたのも良かったw

「Pizza delivery!!(ピザのお届けで〜す!)」
衝撃のラストではなんと、ホークアイことケイト・ビショップが帰還!!前々から噂はされていましたが、やっぱりここでヘイリー・スタインフェルドが登場でしたか!!
カマラがフューリーの真似をして、ケイトをスカウトしてましたが、「お願い!」なんて言っちゃって可愛すぎ!!
でも、ケイトが言うように、高校生のカマラに対して、もう社会人のケイトが子供扱いされているのは笑っちゃうw

スタチュアことキャシーにもお声がかかるそうですが、そうなると「ヤング・アベンジャーズ」の結成ということでしょうね。

原作だと、ヤング・アベンジャーズは、征服者カーンの変異体というか子供の頃である少年ナサニエル・リチャーズが、アイアンラッドとして過去に来て結成するのですが、そのメンバーが、
・ミス・アメリカ(アメリカ・チャベス)登場済み
・ウィッカン(ビリー・マキシモフ)登場済み
 ドラマ「アガサ」にも登場予定
・スピード(トミー・マキシモフ)登場済み
・パトリオット(イーライ・ブラッドリー)登場済み
・スタチュア(キャシー・ラング)登場済み
・キッドロキ 変異体として登場済み
・ハルクリング(テディー・アルトマン)未登場
・マーベルボーイ(ノー・ヴァー)未登場
という感じで、入れ替わりはたまにあるのですが、オリジナルと言えばこのメンツですね。

ミズ・マーベルがヤング・アベンジャーズを結成するのは当然な流れで良いと思うのですが、それでもやっぱり残念に感じるのは、チャンピオンズの結成が無くなりそうなこと…。
原作好きとしては、カマラはヤング・アベンジャーズではなく、「チャンピオンズ」というヒーローチームを結成してほしかったなぁ…。
チャンピオンズには、
・今後来るであろうピーターの後継者マイルズ・モラレス
・若い方のノヴァ
・今後登場するであろう目からビームのスコット・サマーズがある事件で幼少化して参加
・現在行方不明のヴィジョンが作った娘のヴィヴ・ヴィジョン
・「エイジ・オブ・ウルトロン」に登場したヘレン・チョ博士の息子アマデウス・チョがハルク化
という、なかなか面白いチーム。
なので、是非とも実写化してほしかったところですが、望みは薄そう…。

とはいえ、ラッキーとケイトの登場には大興奮!

そして、ポスクレもぶったまげる!
ケヴィン・ファイギから、すぐにX-MENの登場があると「ザ・マーベルズ」のプレミアでほのめかしていたので、出るのは分かっていたのですが、まさかまさかの青い毛玉野郎ドクター・ハンク・マッコイじゃないですか!しかも、過去の映画では着ることのなかった白衣姿で!!
ケルシー・グラマーさんという方が演じていたそうで、なかなかぴったりだなぁ、なんて思っていたら、「X-MEN/ファイナル・ディシジョン」でハンク・マッコイを演じた本人じゃないですか!w
まさかの同役で帰ってきてくれるとは…感激!!

そしてその次にびっくりなのは、マリア・ランボーの正体!てっきり、「ドクター・ストレンジ2」のアース838に出てきたキャプテン・マーベルのマリアが生きていたのかと思っていたら、なんとなんと「バイナリー」ですと!!

これまた原作ファンは歓喜なのですが、バイナリーというのは、もともとキャプテン・マーベルがエネルギーを高めたときにめちゃくちゃ光るやつのことなのですが、ある時、キャロルがフォトンブラスト(手からビーム)でエネルギーを人の形にして敵を倒したら、その後そのエネルギー態が知覚を得てしまって誕生したのがバイナリーです。赤と白のコスチュームに赤い顔と燃え盛るオレンジの火のような髪が特徴なのですが、エネルギー態なので、モニカのように人にもなれて、一時期キャロルがアガサを筆頭とする魔術師たちに拉致られた間は、キャロルの外見を借りていたこともありました。

というキャラなのですが、ビーストと一緒にいてチャールズの名前も出た感じから、マリア版のバイナリーはミュータントの可能性が高いのでは?
原作ではローグに記憶と能力を全部奪い去られた後、X-MENに助けを求めていたこともあるので、キャプテン・マーベルとX-MENの親和性は間違いなしです。いやぁ~、これからも本当に楽しみですね!

一方で、違うアースに残されたモニカはいつごろこっちに戻ってくれるのでしょうか?!この感じだと、「カーンダイナスティ」か「シークレット・ウォーズ」位までは引っ張りそうな気もしますねw


今作の感想で「最近のマーベルに諦めかけていたけど、今作で帰ってきた」という声をよく聞きますが、いやその意見も十分理解できますが、「ワンダヴィジョン」から始まったマルチバース・サーガでは一貫としてちゃんと「コミックの要素や展開を散りばめながら新しい世界を組み立てる」ということを続けているので、私にとっては期待しかありません!

今はアイアンマンやキャプテン・アメリカを懐かしむ声やスパイダーマンとか誰もが知ってる人気キャラへの注目が集中していると思いますが、今から5~10年経って、今のマルチバースサーガが節目を迎えたら、今は評価の低いフェイズ4の映画作品や置いてきぼりの代表であるドラマ作品を振り返って、再評価され今のアイアンマンたちのように愛されることでしょうw

まさにフェイズ1の作品やエドワード・ノートン主演の「インクレディブル・ハルク」が良い例ですよね!結局、MCUはシリーズ物ではなくユニバースとして作品同士が繋がっているので、無駄な作品はありません!!

これが予言となることを願うばかりですが…w


やはり、マーベルから映画や全ての芸術にハマった自分のにとってはもう、マーベルは自分の一部なので、語らせていただきました。
長くなってしまいすみませんw
ここまで読んでいただきありがとうございますw

Excelsior !!