エジプトのルクソールを舞台にした、心に傷を負い全てに疲れた女性の癒やしと再生の物語。
戦場で医師として働いていたハナは、家族も恋人も無く、休暇で若い頃に暮らしていたルクソールを訪れ昔の恋人と再会するが…
ルクソールの美しい遺跡群や風景に心癒される旅映画ではあるし、古代エジプトの死生観や文化は大変興味深いが、あまり現代のスピリチュアルな話にはピンと来ないタイプなので、この映画は私にはあまりにスピリチュアル過ぎてしっくり来なかった。
自分の魂と向き合う穏やかな映画が好きな人にはオススメ。

アガサクリスティが泊まっていたウィンターホテルやルクソールの観光名所が出てくるので、あー、ここ行った！と思い出して嬉しくなったけど、ストーリーや伝えたいことがあまりつかめず、途中でウトウト…
Rotten Tomatoes で評論家90%、一般35%という数字に納得。

2021 No.287

エディンバラ映画祭にて。

紛争地帯で医者として働いていた女性が過ちや失敗を受け入れ和解するためか、現実逃避かルクソールに旅に出る。

１人旅だったが昔の恋人と出会い、心の傷を癒していく…？

たぶん描こうとしたテーマはもっと崇高だったかもしれない。主人公ハナの自己肯定、後悔とトラウマからの解放のようなものは感じ取った。

だけど、私にはアンドレア・ライズボロー版｢食べて祈って恋をして｣に見えてしまった。