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グレート・ウォーのmhのレビュー・感想・評価

グレート・ウォー(2019年製作の映画)
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WW1・ヨーロッパ西部戦線に参加しているアメリカ軍が視点のエンタメ戦争もの。
・行方不明になった黒人部隊(バッファロー・ソルジャー)を助けに行くこと。
・停戦の知らせから発行(1918年11月11日11時)までの間に起こったフランス・ドイツ間の領土拡大・死守の争い。
このあたりをごった煮にしたストーリー。特に前者は「ファイブ・デイズ・ウォー(2001年)」でも扱っていた「失われた大隊(WW1で行方不明になったアメリカ陸軍第77師団のことで、WW2でいうそれはまた別のお話)」のできごとを参照してると思われる。
ただし、アラも多い。
・架空の出来事であるため説得力に乏しい。
・同じ理屈で戦闘にリアリティが伴わない。
・停戦までこの丘を守るというモチベーションがよくわからんし、その心意気に応えて、じゃあ俺たちも戦うってのがほんと謎。
・休戦協定は1918年11月11日午前5時に同意→発行までは6時間で、その間の出来事だとは思えなかった。
主人公のPTSDを示すのに、「イージーライダー」の場面転換みたいなフラッシュバックをやってるのはめちゃ好きでした。ああいうのいいよね!
葉巻を吸ってるのとか、ドイツの将校「やっぱりタバコはアメリカ産に限る」のくだりなど良かったんだけど、実際にうまそうにタバコを吸う訳ではないのが現代っぽかった。役者さんがうまくタバコ吸えない問題あちこちの映画でみるようになったね。
面白かった!
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