1995年にはジブリでアニメーション映画も公開された不朽の名作。
中学生時代の内容をなぞりながら、これまで語られることのなかった2人のその後の姿も映画オリジナルとして展開される。ファンにはお馴染みのアンティーク雑貨店 地球屋やバロンも登場しますよ。
テーマ曲や聖司の目指す夢など、ジブリや原作と違う部分もありますが、比べないでまっさらな気持ちで観て欲しいなと思います。
雰囲気はしっかりと『耳をすませば』でした！
何より、多くの人が恋をしたであろう聖司が、更に大人になったというハードルがあるにも関わらず悠々と超えて具現化した松坂桃李さんはさすがですね。爽やか〜〜
ストーリーに関して、私は『木綿のハンカチーフ』みたいなほろ苦い展開になるのではないかと予想して観ていました。なにせ10年の遠距離恋愛。且つ、実際に会うのも10年ぶりみたいだし。
イタリアのレストランでスパゲッティを上手に巻き取れない雫に対して聖司が引いてる感じがして、雲行き怪しくなるのかと思ったら、それは全く関係なかった…
私の予想に反してストーリー展開は足踏み気味で中学生時代の再現にもしっかりと時間を割いていた印象。
私が観たかったのは”その先”なのよねぇと思いつつ、ファミリーで安心して観ることができるドラマという点ではおすすめできます。
