BS自動録画分鑑賞
山本周五郎の作品らしい
困難な時にこそ、人の本質は見えてくる
鑑賞後、清々しい気持ちになれる
凄腕の剣客だが心優しい浪人とその妻を通じて
描かれる姿や言葉は、じわーっと沁みる
妻を想う夫の優しさと夫を想う妻の健気な姿に
古き良き夫婦の姿とお互いの敬語と思いやりに
何とも深い愛情と尊敬の念を感じれる
藩主が妻と話す会話も良かった
自分を負かした人間に優しい言葉をかけられ
馬鹿にされたと腹が立ってしまった
時に優しい言葉は、人を傷つける事がある
最後、大事な事は地位や財産ではなく
生き方や心のあり方にあると教えられる
最後の台詞とラストシーンは胸が熱くなる
また、逆の視点から見ると
"失ったモノ"は大きいと想像出来る
人は、手に入れたモノでは無く
欲して手に入れなかったモノで形成される
そんな誰かの言葉をふと、思い出した