風神

さよならテレビの風神のネタバレレビュー・内容・結末

さよならテレビ(2019年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

日本映画専門チャンネル放送分を
録画して鑑賞。

同じ東海テレビさんの
ドキュメンタリー映画の
「ヤクザと憲法」は
企画も作品も面白かった。
今作は、東海テレビスタッフが
東海テレビスタッフを取材する。

個人的には、非常に残念な作品。
期待度が高かったから
余計に「こんなもんか。」感が強い。

契約社員だから言える
「テレビの闇って、もっとあるよね?」が
カットされてないだけ立派なのかも。

報道を中心に
テレビメディアの今を伝えるって
テーマだと冒頭でも語られたが
全編通して東海テレビの言い訳感が
強く感じられた。
ドキュメンタリーの名の下に
ただ、取材したシーンを繋げてる。
特に攻めた感も感じないし
これが、テレビメディアの今ならば
テレビメディアは廃れていく。

印象的だったのは
「共謀罪」の文字が消えた事。
まぁ、そういう事なんでしょう。

東京に住んでいるので
地方局の存在ってよく知らない。
フジ系列らしいが
視聴率争いしてる他の局も
よく分からない。

旅行に行った旅先のホテルで
その地方の番組だったり
東京ではやってない再放送を見たりするが
昔と違って、現代の技術なら
全国同じ番組って流せないのかな?
ローカルニュース枠は
それぞれあるだろうから
そこはお天気コーナーと
同じように切り替えて放送すれば
いいような気もするけど
ダメなんですかね?

自分は、テレビ消して静かでも
大丈夫なのですが
うちの嫁さんは、BGM的にテレビを
つけたがる。
見るわけでもなく
静かだと寂しいからという理由。
だから、放送してる内容を
ちゃんとは把握していない。
個人的にはだったら見たいものを
じっくり見ればいいのにとも思うけど
そんなじっくりと見る時間はないからと
いっつも言われる。

ただ
結局は視聴率。
Z記事という忖度取材。
政府には逆らわない。
権力の番人の役割は
口ばっかりである。

政府への忖度。
大スポンサーへの忖度。
取材対象へは報道の義務と言って
突進するくせに
自分達が取材対象になったとたんに
勝手に撮るなってキレる人達。
まさにマスゴミである。

セシウムさんネタは
記憶にないんですよね。
その当時、見たかも知れないけど
全く記憶に無い。
でも、あれは酷い。
そして、作中の画像処理のミスや
人物名のミスなど
かなり酷いと思いのですが
地方局だから仕方ないって感じなのか?
事前チェックしてないのかな?
まぁ、こういう汚点を隠さず出すのは
好感が持てるけど
取材対象が現場レベルのみ。
会社の上層部や大口スポンサーへは
さすがに突撃できないんでしょうね。

さよならテレビ
というよりは
こんなんだけどゴメンね
できれば見てほしいんだテレビって感じ。

2024-111
風神

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