Nir

Last Lover ラストラバーのNirのレビュー・感想・評価

Last Lover ラストラバー(2020年製作の映画)
4.0
しっとり、ほろり涙が溢れる系かと思っていたら、わりとしっかりめに泣きました。

ホラーラブストーリーという新しい形だけど、ホラー要素の部分はふわっと怖さを感じる程度だったのでホラー苦手な方も楽しめるかと。
ホラー要素3割、ラブ要素7割に感じた。

こうちゃんと美優の何気ない日常シーンがとても自然でリアルで、どの場面も温もりに溢れていた。
二人の日常シーンが多かったからかな、こうちゃんの居ない現実の絶望感がひしひしと感じて、辛かった。

こうちゃんこうちゃんと甘える美優を
いつもふざけてばっかに見えて不器用に美優を大切に守っていたこうちゃん。
こうちゃんの愛情の強さがとても切なくて尊かった。

私にはまだこうちゃんのような存在はいないけど、これから大切な人を失っていく未来はあると思う。
でも生きる者として、去って行った人を想いながら前を向く事の大切を、この映画を通して忘れずにいたい。
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