ぴのした

不変の海のぴのしたのレビュー・感想・評価

不変の海(1910年製作の映画)
4.0
音楽も含め、終始悲しい雰囲気。

ラスト、結局同じ悲しみの繰り返しか…と思ったところで、記憶を取り戻す男。

老いた妻と見つめ合う数秒間、何かを話しているんだけど、当然観客はわからない。このもどかしさと切なさと、言葉が分からないからこそ向き合う2人の表情に釘付けになってしまうこの感じはサイレントならではだなと思った。

短いしシンプルな話だけど、このワンシーンだけで感動した。