エルヴィス・プレスリーの記憶なんて、太ってて暑苦しくて、ドーナツ食べ過ぎで生命を縮めた歌手。世代ではない人間にとってはそんなもの。
子供だった私は、ドーナツは死に直結する怖い食べ物だと怯えたものです。
でも、やはりという事か、まさかドーナツだけで天国に召される訳でもなく、やはりアルコールやクスリや精神の崩壊などがあり、スーパースターって、ここまでの事がワンセットなの？って思った。
エルヴィス・プレスリーには思い入れは無い。
でも、バーマン監督だから観に行った。
『ムーラン・ルージュ』を期待してはいけなかった。
精彩を欠く映画だった。
ドーナツを節操なく食べ過ぎて太って死んでしまった伝説のスーパースター。
どこかミステリアスな方が良かった。
芸能界での神がかり的な成功の裏には悪魔との契約でもあるのか？
そんなモッサリした気分で観終わった。
複雑で非凡な家庭に翻弄された一人娘のリサ・マリーが、何故マイケル・ジャクソンと結婚したのか？
常人には理解し難い不思議な世界だなと、対岸の火事を見るような自分がいる。
