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エルヴィスのkazu1961のレビュー・感想・評価

エルヴィス(2022年製作の映画)
4.2
🔸Film Diary🔸
▪️本年鑑賞数 :2022-316
▪️死ぬまでに観たい映画1001本-※※※

🖋ずっと音楽に聴き入ってまう作品でした。鑑賞中から観終わった後まで熱量爆上がり!!“エルヴィス”は知ってはいるけど、知れば知るほど凄いっ!!と思わずリスペクトです。もう冒頭の20分でその世界に引き摺り込まれ、159分間をあっという間に駆け抜けて行きます。そしてラストコンサートの演出には涙。。。

🖋全体的にバズ・ラーマン監督の感性が貫かれた躍動感ある映像と演出、そして当然のことながらオールドとニューが融合された音楽が素晴らしく、黒人差別の時代にその差別を超えた革命児としての側面とスーパースターとしての2つの顔が相混じった、とても痛ましくて物悲しいエルヴィスの人生を見事に描いています。そんなエルヴィスのジェットコースターのような人生を一緒に駆け巡り、最後には熱量を保ったまま脱力感に。。。

🖋そして何よりもオースティン・バトラーのパフォーマンスが凄すぎです!!壮絶な特訓のもとに、そっくりさんを見事に超えたエルヴィス像を演じています。1960年以前のエルヴィスの歌唱シーンは、すべてバトラー本人が歌っています。しかし、エルヴィスの声は年月とともに大きく変化していたため、1960年以降のシーンはバトラーとエルヴィスの声をミックスさせているそうです。

🖋さらに珍しく狡猾な悪役?を演じるトム・ハンクス、その演技と、らしさを出すように特殊メイクにのぞんでいるのも見どころ。オリヴィア・デヨング演じるプリシラ・プレスリーの衣装にも注目、スタイルアイコンだったプリシラのコスチュームを手がけているのが、プラダとミュウミュウなんですね!!

🖋 “キング・オブ・ロックンロール”のライブを体感できる映画、エルヴィスを知ってる人も知らない人も楽しめる作品だと思います。

😢Story:(参考: ジョーダン)
若き日のエルヴィスは、ルイジアナの小さなライブに出演し、当時誰も聴いたことのなかった“ロック”とセンセーショナルなダンスを披露する。若者たちは“彼”に魅了され、次々と叫び、熱狂する。その瞬間、やせっぽちの無名歌手は、スーパースターに変貌した…。熱狂が瞬く間に全米へ広がるにつれ、センセーショナルすぎるロックとダンスは社会の大きな反発も生んでゆく…。

🔸Database🔸
・邦題 :『エルヴィス』
・原題 :『Elvis』
・製作国 : アメリカ
・初公開 : 2022
・日本公開 : 2022/07/01
・上映時間 : 159分
・受賞 : ※※※
・監督 : バズ・ラーマン
・脚本 : バズ・ラーマン、クレイグ・ピアース
・原作 : ※※※
・撮影 : マンディ・ウォーカー
・音楽 : エリオット・ウィーラー
・出演 : オースティン・バトラー、トム・ハンクス、オリヴィア・デヨング

🔸Overview (参考:映画. com)🔸
「キング・オブ・ロックンロール」と称されるエルビス・プレスリーの人生を、「ムーラン・ルージュ」「華麗なるギャツビー」のバズ・ラーマン監督のメガホンで映画化。スターとして人気絶頂のなか若くして謎の死を遂げたプレスリーの物語を、「監獄ロック」など誰もが一度は耳にしたことのある名曲の数々にのせて描いていく。ザ・ビートルズやクイーンなど後に続く多くのアーティストたちに影響を与え、「世界で最も売れたソロアーティスト」としてギネス認定もされているエルビス・プレスリー。腰を小刻みに揺らし、つま先立ちする独特でセクシーなダンスを交えたパフォーマンスでロックを熱唱するエルビスの姿に、女性客を中心とした若者たちは興奮し、小さなライブハウスから始まった熱狂はたちまち全米に広がっていった。しかし、瞬く間にスターとなった一方で、保守的な価値観しか受け入れられなかった時代に、ブラックカルチャーを取り入れたパフォーマンスは世間から非難を浴びてしまう。やがて故郷メンフィスのラスウッド・パークスタジアムでライブを行うことになったエルビスだったが、会場は警察に監視され、強欲なマネージャーのトム・パーカーは、逮捕を恐れてエルビスらしいパフォーマンスを阻止しようとする。それでも自分の心に素直に従ったエルビスのライブはさらなる熱狂を生み、語り継がれるライブのひとつとなるが……。「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」などに出演したオースティン・バトラーがエルビス・プレスリー役に抜てきされ、マネージャーのトム・パーカーを名優トム・ハンクスが演じる。
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