"真夜中の白鳥はあの日の渚を夢見るか"
久々に観た映画がこれで良かった。
トランスジェンダーの凪沙が夢見てたものはすごくシンプル。ただ普通の女の子になりたかった。
しかしそれこそが最も遠く儚い夢。
少女いちかは何となくバレエがしたかった。そして運良く親友や凪沙との出会いがそれを大きくし、大きな夢へと育ててくれた。
若さのせいじゃなく、本当はこの2人はすごく不平等だった。
傷を舐め合うような出会い方であっても、わかり合って、傷つけあって、時間をかけて家族の絆になったからこそ、最後にあの場所へ行けたのではないか。
色々語ると余韻でまた泣きそうなので締めます。