猫目

ナイン・デイズの猫目のレビュー・感想・評価

ナイン・デイズ(2020年製作の映画)
3.2
「この世」に生まれる前の魂が選定を受けている空間。海辺のような広野のような空があって風が吹く爽やかな場所。そこでどの魂を誕生させるか九日間かけて選定し、誕生後も魂の一生をモニタリングするウィル。ある時一つの命が自消滅=自死してしまい、モニターの空きを埋めるため新たに五つの魂から一つを選定するお話。ウィルは一度「この世」に誕生したが、訳あってそこを去り、今この空間に存在し、そして今回一つの命の消滅に深く傷ついてる模様。しかし、この選定を通して知り合った一つの魂との交流がウィルを変えていく。。。
途中、落選させなければならない四つの魂に粋なプレゼントをするウィル。この演出がとても良いです!ここを観るだけでも心地良くなります。
細かい説明があるわけではなく表情や映像から解釈をこちらに委ねる系。あまり深いことを考えるといろいろ突っ込みたくなるかもなので、雰囲気、風景と音楽の心地良さを感じる映画だと思います。

ただね、一生をモニタリングされてるって…嫌じゃね?
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