1990年代、夏のチリ。人々は自由社会への一歩を感じ始めていたその頃、ある家族たちの、とある3人の少年少女たちは 経験したことのないような不安と期待に翻弄されていた。
.
.
チリの多分街はずれ、電気とか水とか不便そうな地域に住む複数の親しい家族たち。16歳の少女ソフィアは友人のルーカスと仲良くしていたが、ニューイヤーを迎えるにあたってそわそわしだす雰囲気の中、20歳ちょいのイグナシオに片想いをする…
と同時に彼女には別居中の母親の元で暮らしたいという強い願望があって…というのがメインで描かれる。
.
独裁政権が崩壊するなどという政治的な要素はほぼ排除していたが、 閉ざされた地域の均衡を何者かが破壊するよな伏線が多く、”解放”への一歩という雰囲気がじわじわ。
.
そんな物語の軸を地味にリードしていたキーキャラクターが、クララの飼い犬”シンディ”だったり…🐶
.
合わせて音楽もいい。
🌿”Fade into You”
🌿”Eternal Flame”

子供の使い方が上手いなぁと思った、だからすごくリアルに見える。題名が最高にセンスある。主人公がEternal Flame弾き語りするシーン好き。

90年代のチリ。独裁政権が終わり、自由になりはじめた頃。
チリの都心からは離れて、縛りのない自由な生活を送る大人たちとその子供。ニューイヤーパーティーの数日前から元旦の翌日までの話。

セリフよりも登場人物たちの表情や仕草が感情を表す大きな役目をしてる。曖昧な表情も表現できる役者さんたちがすごい。
具体的でランダムにも感じるシーン、ゆったりして何も起きてないようなシーンが多いけど、なぜか無意味には感じず、全く飽きない。
サウンドトラックがいい！

自由を取り戻す
coming of age