りょうすけ

スーヴェニア -私たちが愛した時間、後に-のりょうすけのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「スーヴェニア 私たちが愛した時間、後に」

「スーヴェニア」シリーズのPart.2。前作同様に劇場公開はなく、NETFLIXでの配信で日本に入ってきた本作。前作で恋人がオーバードーズで死亡し、悲しみに暮れる学生ジュリーが自身の夢である映画監督になることを実現するため奮闘する物語になっており、前作に比べるとオナニー感は薄い。きちんと物語としても成り立っているし、前作を観ていなくてもある程度楽しめる作りになっているのは評価点。
前作ではダメ男に依存しちゃうダメ女だったジュリーが少しずつ自分で考えられるようになっていく成長の物語であり、ささやかではあるが彼女の映画監督としての門出を応援したい気持ちにもなる。
前作よりも映像が印象的で美しかったし、オナー・スウィントン・バーンの演技も良かった。最近「アイアンクロー」で観たばっかりだったハリス・ディキンソンが出演していたことも嬉しい。
ジョアンナ・ホッグ監督最新作の「エターナル・ドーター」は役名からすると映画監督として成功した後のジュリーと母親の話だったんだなと後々気づいた。正直、1作目の再見もなかなか辛かったので見返すことはないと思うが…
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