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きみの瞳(め)が問いかけているのkazu1961のレビュー・感想・評価

3.9
▪️JP Title :「きみの瞳が問いかけている」
Original : ※※※
▪️First Release Year : 2020
▪️JP Release Date : 2020/10/23
▪️Production Country : 日本
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record : 2020-683
🕰Running Time : 123分
▪️Director : 三木 孝浩
▪️Writer : 登米裕一
▪️MusicD : mio-sotido
▪️Cast : 吉高由里子、横浜流星、やべきょうすけ、田山涼成、野間口徹、岡田義徳、奥野瑛太、般若、坂ノ上茜、森矢カンナ、町田啓太、風吹ジュン
▪️Review
やはり韓国版のオリジナル同様、「心揺さぶる“純愛”と“赦し”の物語」でした。韓国版のハン・ヒョジュとソ・ジソプを吉高由里子と横浜流星が演じています。再現性が心配でしたが。。。
概ねプロットはリメイクされています。でもやはり韓国と日本、その風習の違いは修正されており韓国ならではの暴力的な世界観は少し薄れたかもしれません。それはソ・ジソプと横浜流星のイメージの違いにも左右されているかもしれません。
それでもプロットがほぼリメイクであることや、吉高由里子が盲目の女性を熱演したこと、イメージは違いますが横浜流星が世界大会で優勝した空手経験者だけあって格闘シーンは素晴く、ラスト付近ではきっちり泣かされました。
少し残念なのは横浜流星演じる役の本名が韓国版同様クリスチャンネームでアントニオ、これは日本では馴染まないですね。そして一番引っかかったのが格闘する舞台。。。日本マフィアの地下組織の格闘技という、ほぼあり得ないだろう設定に???オリジナルはタイの地下格闘技でしたね。
邦題のタイトルは、「彼女の目が問い掛けている。僕は答えなければ」。。。シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」に登場するセリフを冠しています。
日本のリメイクである本作、恋愛映画の旗手・三木孝浩監督のもと、吉高は目が不自由という難役に、横浜は世界大会で優勝したこともある空手経験を活かした天才キックボクサー役を演じています。
少し残念な点はありますが、オリジナル同様、悲しいところも苦しいところもある作品です。ふたりが自分を赦す過程や、赦すことでしか前に進めない現実的な部分や、報われない過去や、一方でふたりだけの柔らかい優しい世界も描かれていて、涙誘う作品には間違いありません。

物語は。。。
目は不自由ですが明るく愛くるしい明香里(吉高由里子)と、罪を犯しキックボクサーとしての未来を絶たれた塁(横浜流星)。小さな勘違いから出会った2人は惹かれあい、ささやかながらも掛け替えのない幸せを手にした──かに見えました。ある日、明香里は、誰にも言わずにいた秘密を塁に明かします。彼女は自らが運転していた車の事故で両親を亡くし、自身も視力を失っていたのです。以来、ずっと自分を責めてきたという明香里。だが、彼女の告白を聞いた塁は、彼だけが知るあまりに残酷な運命の因果に気付いてしまいました。。。

▪️Overview
吉高由里子と横浜流星がダブル主演を務めた純愛映画。チャールズ・チャップリンの名作「街の灯」にインスパイアされて製作された2011年の韓国映画「ただ君だけ」を、「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」「僕等がいた」の三木孝浩監督のメガホンでリメイクした。不慮の事故で視力と家族を失った明香里は、小さな楽しみを糧に毎日を明るく生きていた。ある日、明香里は管理人の男性と間違えて塁という青年に話しかけてしまう。彼はかつてキックボクサーとして将来を有望視されていたが、ある事件をきっかけに心を閉ざし、現在は日雇いのアルバイトで食いつなぐ日々を送っていた。その後も時々やって来ては屈託なく話しかけてくる明香里に、塁は次第に心を開いていく。やがて塁は自分の過去が明香里の失明した事件と接点があったことを知り、彼女の目の手術代を稼ぐため、不法な賭博試合のリングに立つことを決意する。(引用:映画. com)
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