映画批評家マスクドくろべぇ

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームの映画批評家マスクドくろべぇのネタバレレビュー・内容・結末

5.0

このレビューはネタバレを含みます

正直、今まで見た映画の中で一番良かった。
ストーリーとしては、なんかドラえもんがいないと何もできないのび太が独り立ちするようなイメージ。トニーが作ったスーツを着て、どこか子どもっぽさが抜けないピーターでしたが、ラストシーンで恋人も友人もいない中で一人暮らしを始め、自分で作ったスーツを身にまとって街を駆け巡る様子から、本当に一人前のヒーローになったんだなと感じました。
内容だけでも満足いくのに、過去作のピーターたちの共闘は胸の高まりが抑えきれないです。新日本プロレスの本隊とケイオスが、バレットクラブを倒すために共闘し、同じコーナーに棚橋とオカダが立った時を思い出しました。これは熱い展開でしたね。それぞれの糸の出し方の違いを話したり、恋人や友人のことを教え合う様子は、スパイダーマンファンには堪らない部分でした。
そのほかにも過去作のオマージュ、魅力的なヴィランたち、ヴェノムとの関連など、ワクワクしっぱなしの2時間でした。
ところで、映画の終盤あたりから、スパイダーマンの正体が分からなくなったのですが、これはなぜでしょうか。何か思い出せなくて。ハッピーやMJも同じ様子でした。もう一度一からシリーズを見直そうと思います。