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スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホームのTELのレビュー・感想・評価

2.8
【ファン以外は楽しみにくい映画】

各所で大絶賛されていたこの映画、しかもネタバレだけは絶対厳禁とみんなこぞって言ってるので「そりゃ素晴らしい衝撃的なストーリーなのかな」と期待しながら公開翌日に見てきました。




※特にネタバレはありませんが、まっさらな気持ちで映画を見たい方はスルーしてください!




1.ストーリーの感想
導入は前作の続き。なので前作見ていない人は意味不明な映画になります。序盤は全世界にスパイダーマンの正体はピーター・パーカーだと知れ渡りそこから悲劇が続く。この状況を打破しようとドクター・ストレンジに助けを求めたら…というお話。

ただ、このあとの展開はピーター・パーカーの甘すぎる自己中心的な行動と、ドクター・ストレンジのおっちょこちょいさが全世界を悲劇に巻き込む恐ろしさ。さらに、行動すればするほど窮地に追い込まれるダメさ加減。ちょっと見ていてイライラしちゃいました。

中盤からは怒涛の展開!スパイダーマンに思い入れが強い人なら大興奮でしょう。私はよくわからなかったのですが、中盤のシーンで劇場にいた外国の方が「ウォー!」って拍手しながら喜んでいたのが印象に残っています。

このあたりの感想は公開2日目時点じゃ書かないほうがいいですね。これは一切ネタバレを見ずに映画館で楽しむのが得策です。

最後はハッピーエンドと思いきや、やや物悲しい締めくくり方で終了。個人的には綺麗にまとまっていて非常に良かったなぁと思います。感動的でした。


2.映画としての感想
私自身がMARVEL作品の中でスパイダーマンがあんまり好きじゃないので、反則級の超絶展開があってもそこまで興奮できなかったのは事実。スパイダーマンに今回の映画でもハマることはできませんでした。甘くてイライラする主人公はどうも苦手・・・

この映画はスパイダーマンのファンならとても楽しめるんでしょうね。浅いファンの私は置いていかれた感はありました。まぁこれはMARVELの映画全般に言えることなのでなんとも言えませんが。なので点数は低めになりました。ただ、中盤の展開を除いたとしても、ストーリー全体的に感情移入できる部分が少なかったし、間延びするシーンも多かった気がします(序盤のドクターに相談へ行くまでのダラダラした感じとか)。

映画のレビュー見てても大抵が大絶賛。絶賛してる人は詳しい人が多い印象。しっかり下調べした上で見ないと面白さや感動を感じにくい映画なんでしょうね。予習が必要な映画じゃファン以外は楽しめないよ。

というわけで、ある意味凄まじい娯楽映画でした。感想を一言でいうと「ファン以外は楽しみにくい映画」ですね。でも、アクションシーンは激しくて見応え抜群なのでぜひぜひ映画館で楽しんでください。私の感想は好みがややマイノリティぎみなヤツの戯言だと思ってスルーしていただければ幸いです。


3.その他戯言
※当然MARVELなのでエンドロール中と最後に予告的な映像があったんですが、予想どおりの展開だったので残念でした。

※MARVEL次回作はドクター・ストレンジですね。楽しみにしています。

※この映画を見た理由はゼンデイヤ(MJ役の女優)が好きだから(ザ・グレイテストショーマンで好きになったんです)。
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