Takamasa

ラ・ジュテのTakamasaのレビュー・感想・評価

ラ・ジュテ(1962年製作の映画)
3.4
年輪の外を指さして「あそこからきた」

写真とナレーションだけの紙芝居映画。なのにめっちゃ面白い。
やっぱ白黒っていいなあ。画質が荒く画面の黒い画面は怖いし、想像力を掻き立てる。

上質なsfって感じ。写真がいい。役者の顔が非常によく、簡素なのに多くの情報が伝わってくる。設定は王道だが、まるで記録映画のようで妙にリアリティがある。
画面がほぼ真っ暗なので、余計な情報が来ない、そしてこっちの勝手な想像で補填できるからなお楽しい。簡素な機械で時間を行き来できるのはなんかディストピア感あっていいよね。
フランス版レトロフューチャー。
ラストはなんかそんな感じした。フランスぽい
Takamasa

Takamasa