persimmon1a

わたしの叔父さんのpersimmon1aのレビュー・感想・評価

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)
4.1
恵比寿ガーデンシネマでやってたときに行けなかったやつ。没入程度に関わらず、暗闇では必然的に眠くなる自分には、映画館で見ていたらかなりの確率で入眠案件だったはず。逆に家で自分のペースで見られてよかった作品かも。

叔父さんと獣医師への夢、マイクとの交際は両立できなくはないと思っていたので、マイクと一緒になってほしい、すぐにではなくても獣医師になれればいい、という気持ちで見ていた。

ずっと先は分からないけれど、今クリスが選んだのは叔父さんとの暮らし。これを大事にする彼女の生き方も静謐で尊いなと思うし、クロワッサンはイヤで、丸パン?にヌテラの朝食をこよなく愛する叔父さんの毎日だって、なんか尊いなと思った。何をどう選択したとしても、自分の選んだ生活を黙々と淡々と生きる美しさみたいのを感じた。

あの電線むき出しのトースターって見たことないけど、デンマークではあれはよくあるのかな。あれに箱かぶせてるだけだよね、普通のトースター。

獣医さんみたいに味方になってくれる人が自然にできたり、明るく社交的でなくても想ってくれる異性がこれまた自然に現れたり、一見閉鎖的な暮らしのようで、真面目に生きていれば、数は多くはなくても、実はこっそり支えてくれる人が出来ていくのも良かった。
persimmon1a

persimmon1a