ゾロ

裸のマハのゾロのレビュー・感想・評価

裸のマハ(1999年製作の映画)
3.5
予備知識
【裸のマハ】
スペインの宮廷画家ゴヤの代表作であり
同じ構図の 着衣のマハ がある
マハ 小粋な女性の意味
モデルはアルバ公爵婦人、ペピータの説が
あるが、年齢や地位等ペピータが有力
欧州最初のヘアヌードの絵画
ナポレオン失脚後、裁判の原因になる
作家・原田マハさんのペンネームの由来

1802年7月 スペインが舞台

スペインの宮廷内の権力者や資産家等の
人物関係のナレーション後に物語は始まる

会話や風貌から人物の特定が必要なうえに
パーティで始まる展開は誰に着眼点を置くか?
不明のまま、アルバ公爵婦人が亡くなる
更に、説明が無いまま時系列が前後していく
最後も何が言いたいか?不明でモヤモヤ終了

人物相関図や画、ゴヤの事など知らないと
全然わからないと思う…


興味あれば、鑑賞前に参考にしてください

宮廷画家  ゴヤ  
宰相    ゴドイ
モデル   ペピータ
資産家   アルバ公爵夫人(カイエターナ)
王妃    マリア・ルイーザ
スペイン王 カルロス4世
皇太子   フェルナンド7世


ゴヤは、アルバ公爵夫人が好き
 白衣のアルバ侯爵夫人
 黒衣のアルバ侯爵夫人 作品があり
 黒衣の方には、愛と思われるメッセージ有り

ゴドイは、愛人いっぱい
 王妃、アルバ公爵婦人、ペピータ
 政略結婚の妻がいる
 平和公の呼び名あり

ペピータは、ゴドイの愛人と言われているが
 晩年を共にした説もあり

アルバ公爵夫人は、愛人いっぱい
 ゴヤ、ゴドイも愛人

マリア・ルイーザは、ゴドイに夢中
 歴史的に、宰相に抜擢したと言われている

カルロス4世
 あまり、活躍しない

フェルナンド7世
 本作には関係ないが、ナポレオン失脚後に
 異端審問の復活により、ゴヤへの裁判等
 スペインに与えた影響は大きい



時代的にあの絵画が誰もが見れる場所に
飾られていたのは少し、違和感がある

現存する絵画と歴史から推測された人物像を
具現化した物語として楽しむ映画
ゾロ

ゾロ