カトリックの二人のローマ法王を描いた作品。
教会全体が腐敗していることが発覚した2010年代において、瀬戸際に立たされた二人の法王の苦悩と葛藤と和解が描かれており、
意見は違えど排除するのではなく、お互いに良いところを認め合いつつ、悪いところを直していきながら信仰を高めていく、そんな感じのストーリー。
まず、この映画で起きたことは、自分が通ってる教会で起きたことと、とても似ていたりする。
教会は"牧師や神父が変わる"というのは、実はとても大変なことでありまして、下手したら教えや考えそのものが変わってしまい、その結果、信徒達が信仰を失って教会から去っていくことがあるというのを、自分が通ってる教会や他の教会を見ていて感じたことが何度もある。
そういう状況になった時にどうすればいいか、どのように理解を得ていくか、というのは恐らくどの教会でも、どの組織においても同じなはず。
このカトリック総本山で起こったことは、今の社会そのものを表していると僕は感じました。
先にも言ったように、僕が通っている教会でも似たような感じになった。
友人はj1観に行ってるし
(今年はコロナでできないけど)
教会にはwi-fiが流れています。
みんなもスマホで聖書を読むようになった。
僕もたまに会堂で映画観賞会を開いてる。
これから先、
僕達はどこに向かっていくんだろう。
どうなっていくんだろう。
どうすればより良くできるだろうか。
そういう風に思わされる作品でした。